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ヘルスケア・医療・医薬関連の初心者メモ

「コンプライアンス」って言葉を使ってみた

「コンプライアンス」という言葉を覚えた。

 

 

かかりつけのお医者さんに、「お薬、一日三回にしますか」と言われ、

「いや、2回でいいです。ただ持ち歩いても忘れちゃうだけなので、コンプライアンスとは関係ないですね」

と言ってみた!

 

「お、そんな言葉知ってるの?」と言われるのかな、と思いきや、普通に「だよね」とスルーされました。

 

医薬品関連業界用語の入り口付近。←いまココ。

 

道修町(どしょうまち)

日本における薬の流通のはじまりは、大阪の道修町を由来とするらしい。「世界一わかりやすい医薬品業界」という本には、ふりがなこそ書いていなかったが、、これは「どうしゅうちょう」ではなく「どしょうまち」だそうだ。場所は、肥後橋・淀屋橋あたりから本町に向かって行ったところ。

 

なお、この道修町の由来には、「江戸時代初期に北山道修(きたやま・どうしゅう)という薬学者がいたことにちなむとする説がある」のだそうで、どうしゅうと読んでもあながち間違ってはいないんじゃないかな?だめか(w

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%93%E4%BF%AE%E7%94%BA

 

お薬手帳の有効性を高めるには

ここ数日風邪ひいてます。薬もわんさかもらいました。そこに日経メディカルオンラインより舞い込んできた記事にびびっと(カチンと)きた。お薬手帳ここ数年、お薬手帳に貼り付けるシールを貰えるようになっている、あれについての記事だ。

記者の眼:「お薬手帳」の耐えられない軽さ

http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/eye/201301/528654.html

申し訳ないが、うちにはそのシールがお薬手帳といっしょにわんさと溜まっている。溜めているだけ良いほうなのではないかな。

上記の記事は、これを持っていても、きちんとつけていても、医療関係者からは軽く扱われている、でも、自分のお薬手帳はちゃんと持参しろ、というような記事であった。しかし、そもそもお薬手帳がそんな扱いでは、お薬手帳にシールを貼るモチベーションも持参するモチベーションも起きないじゃないかよ。

お薬手帳はこれほど確実性のない手段で記録するものだから、軽く見られて当然。医者にしてみればお薬手帳をしっかりつけたものを持ってくる患者のほうがはるかに珍しいだろう。

患者にしてみれば、いつも同じ調剤薬局を使っている場合には、調剤薬局に任せれば良い。しかし、それぞれかかりつけの病院の最寄りのところに誘導されるわけで、結果的に「いつもの」調剤薬局は複数でてくるものだ。

レトロスペクティブな服薬記録だとか、同時に服薬しているものを認識するような、大事な目的なら、もっと確実性の高い方法をとるべきだ。このお薬処方状況記録の手帳は、積極的にオンラインのデータベースにすればいいのだ

この情報を出力できる手段は簡単に言うと情報の上流から患者までのポイントで、以下の3つだ。調剤薬局からの点数請求のところもあるじゃないかと思うかもしれないが、そこまで薬の詳細情報が行ってるかどうか知らないからここでは排除しておく。

1. 医者が、処方箋を登録することを制度化する。

ただ、患者が調剤薬局に行ったかどうかは追っていないので、ここでは診療情報としては完全だが、実際の服薬情報からはちょっと遠すぎるかもしれない。

2. 処方箋を引き取った調剤薬局からの登録。

これベストだと思う。調剤薬局は処方箋にしたがって出しているだけなのだから、その処方に準拠する限り、その内容については責任を持つ必要はない。だから、調剤薬局からオンライン登録してくれるだけで十分。諸情報とともにFAXでもいいかも。

3. 患者がもらったお薬手帳用シールをお薬手帳センター(仮)に送る。

医療機関間の枠組みはバリヤーだらけで期待できないのであれば、患者主導でやるしかない。しかし、これは手帳に貼り付けるのとはまた異なったリテラシーが求められるのでうまいことサービスを楽しいものにする必要がある。でも、極論手帳をなくしても構わないし、調剤薬局や医者からも参照もできればいうことないし、ばっさばっさ送ったらセンターで整理してくれることを期待できちゃえばこれまでのデータの移行も簡単、としちゃえば良い。

実装案としては、もらったシールをそのまま封筒に入れるなりはがきに貼り付けるなりして送ったら「オンラインお薬手帳」に記載してくれるサービスなんていいんじゃない?その受領確認と同時に次に送付するとき用の封筒をくれたら良い。患者の負担が月315円くらいの固定で。携帯電話かなにかで課金できれば良い。有料サービスとしてなりたつと思うね。

 

お薬の山と、お薬手帳用シールが目の前にあるときに、こんな記事が舞い込んできたもので、ついカッとなって書いてしまった。

 

おっと発熱が...

 

 

 

痛みの定量化。

痛みのレベルを定量化する指標はさまざまな取組みがある。

VAS(Visual Analog Scale)では、「痛みがない(0)」から、「我慢できない|かつてないレベルのひどい痛み(100)」までで定規のなかでここらへん、と選んでもらって、結果、定量化しようという。

また、FRS(Face Rating Scale)は、痛みがないものを0するほか、存在する痛みを5段階に分類し、雰囲気を伝える表情のイラストをつける。患者さんは近いイメージのものを選ぶ、というような運用になっているようだ。

ほかに、10段階のものや、さらに細分化されたヒアリングシートも開発されている。

「感覚の数値化」は本人の認識・知覚に対して相対的なものなので、投薬種類や投薬量などは自動的に決められないよね。

情報源:「疼痛.jp  Vol.7 痛みを測るものさし(痛みの評価方法)」

http://toutsu.jp/know/know_07.html

初心者向け書籍2冊:「わかる」「医療業界」で調べてみました

でもって、実はAmazonで買える本で、わかりやすい入門書をゲットしております。

「医療」「医薬品」「わかる」なんてキーワードで検索して見つけました。

 

ひとつは「最新〈業界の常識〉よくわかる医薬品業界 (最新 業界の常識)」

企業、製品、そこで働く人の役割の関係など、門外漢にもわかりやすい本だなあという印象があります。薬品会社のM&Aの系図など、面白いですねー。わたしもここで掲載されている大規模合併プロジェクトに関わったりしたことがあるので、ちょっと興味がわきます。

 

もう一冊、「医薬品業界とMRの仕事がわかる本 第2版」

読み物としておもしろく、MRの光と影をうまく描いた本だと思います。チャートや系図ではなく、むしろ「MRって給料高い?」とかw

  

皆さん、なにかご存知でしたらぜひ教えてくださいね。

最強!?ー MRテキスト4冊セット

MRテキスト4冊セット。

これはAmazonでは買えません(涙

固い本に見えますが、開いてみると、案外大きなレイアウトでわかりやすい感じの本でした。がんばって勉強します。

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 http://www.mre.or.jp/books/books_hanbai.html

MR教育用に使われているそうです。